仕事の責任からくる精神的ストレスへの対処法

現在、精神的ストレスを感じている方の中には、仕事上の責任が原因となっているケースは非常に多いのではないでしょうか?

会社組織に属していると、不可抗力的な事柄まで自身が責任を被るケースも少なくありません。

例えば、仕事に熱心でない部下や同僚に繰り返しアドバイスをしても

真剣にそのアドバイスを聞かずに同じミスを繰り返す様な事ですら、自分もその責任を問われることは珍しい事ではないと思います。

このように無理な要求を強いられ、精神的ストレスに晒されることで、うつ病の様に心身の健康を損ねる可能性があります。

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仕事で精神的ストレスを感じやすい人の特徴

精神的ストレスを感じやすい人は責任感の強い人や完璧主義的な性格の人に多い気がします。

責任感の強い人は、先程の例に挙げたような無責任な部下や同僚のミスも自分の責任として思い詰めてしまいます。

また、何事も完璧主義思考の人も精神的ストレスを強く感じやすいです。

しかし、仕事を遂行する様々な条件の中で、常に満点を自身に課す心構えは、あまり合理的な思考とは言えないのではないのでしょうか?

どんなに優秀な野球選手でもヒットを打てる確率は1/3です。

はたから見てその優秀な選手がヒットを打てなかった2/3を責任を感じ、打ちひしがれている姿を見たらあなたはどう思うでしょうか?

仕事の悩みと精神的ストレス – HIRO 心と体のオンラインカウンセリング (hirobrainsupport.com)

思い詰める事と解決策を模索する事の違い

確かに責任感の強さは、問題の解決策を模索するうえで必要な要素だと思います。

しかし、強すぎる責任感により、過度に思い詰めることは、問題解決を図るうえでの精神的な余裕を奪い、かえって問題解決能力の低下をさせるのではないかと思います。

思い悩んでいる時は、悩むことで精一杯で、問題解決に一番重要な合理的な行動が出来ない。

責任感の強い人ほど、そんな経験があるのではないでしょうか?

責任を感じ思い詰める思考と解決策を模索する思考は同じではありません。

もし問題解決への行動が抑制されている程に思い詰めた状態に陥っている際は

「真の問題解決からは遠のいている思考」に気付くことが、

精神的ストレスを減らし合理的な行動をとるきっかけになるのではないでしょうか?

精神的ストレスを減らす思考とは?

問題が生じた際に、自分の責任だと感じ取ることを自責思考といい反対に他人や状況によるものであると捉えることを他責志向といいます。

同じ物事の結果をみても人によって、自身の責任と感じる度合いは異なってきます。

そして責任感の強い人程、自身の責任を強く感じ取る傾向があります。

これまでの経緯や状況を俯瞰した際に、あなたが感じる責任の度合いは果たして適切でしょうか?

他人や周りの状況、または不可抗力的な事柄が結果を思わしくない方向へもたらした場合にもかかわらず自分自身を責めて思い悩んではいないでしょうか?

確かに、その様な状況においても周囲から責められることは多々あります。

その際に、あなた自身も心の中で自分を責めていないでしょうか?

あなたが自分自身で思い詰めている責任感から責任の無い事柄を引き算するという心の中での思考があなたの心身の健康への第一歩になるのではないかと思います。