倦怠感の原因は心の疲れから?

原因不明の倦怠感

体がだるい・・・

忙しい日が続いていたので、今日は早めに家でゆっくり寝よう。

その日は普段より長めに睡眠を取ったが、だるくて朝起きるのがしんどい。

倦怠感が日に日に増すだけでなく、おもりを背負っている様に体が重い。

心配になり病院で心電図や血液検査などの検査を受けるが、異常なしとの診断。

いったい自分の体はどうなってしまったのか?

「心」の問題が引き起こす「体」の不調

倦怠感などの症状が「体」の異常について検査や治療を行う診療科に受診しても異常が見つからない場合もあります。

では原因は何なのでしょうか?

精神的ストレスによる「心」の問題が、倦怠感の様な「体」の不調となって出てくることも考えられます。

この様に「心」の症状よりも「体」の症状が前面に出た仮面をつけたうつ状態を「仮面うつ症状」といいます。

仮面うつ症状が出た際の対処法

「仮面うつ症状」が出た際、身体の中ではどの様な事がおきているのでしょうか?

脳の神経伝達物質の不足が倦怠感の様な症状として現れる可能性が指摘されています。

この様な場合は、心療内科の様な診療科を受診することをお勧めします。

処方される薬によっては、脳内の神経伝達物質のバランスを改善する効果が期待できます。

ただ、薬物療法の効果は個人差があり必ずしも症状の改善がみられるわけでは無いようです。

また薬物療法の効果の有無にかかわらず、大切なことがあります。

精神的ストレスを根本から改善する必要性

それは、心と体を休める事、これは、1~2日休んで良くなるものではありません。

焦らずに「今は自分にとって休むことが仕事だ」という位の意識で良いと思います。

また、精神的ストレスというのは仮に同じ環境でも人によって感じ方が異なります。

「責任感の強い人」と「無責任な人」を比較すると・・・

受け取る精神的ストレスも差が出てくることは何となく想像が付きますよね。

仕事に対する責任感や、過度に問題の責任を自身へ課してしまう思考を見直してみることは「仮面うつ症状」の根本的な改善に繋がるのではないかと思います。