仕事で受けるストレスからくる不眠や疲労感などの体調不良への向き合い方や対処方法

仕事で受けるストレスからくる不眠や疲労感などの体調不良への向き合い方や対処方法

仕事で受けるストレスは結果的に精神を疲弊させ不眠や疲労感などの体調不良を引き起こします。言い換えればストレスを低減することが出来ればストレス由来の体調不良も改善できる可能性が有ります。

出来ることならばストレスのない環境で働くに越したことはないのですが、現実的にはなかなか難しい事であると思います。

確かに現在の会社を辞めて転職をすることも対処法のひとつだと思います。ただ、新しい環境へ身を投じてそこに慣れるまでの精神的負担や必ずしもストレスのない環境に改善されるといった確証がある訳ではないことから、身動きが取れずにずるずるとストレスフルな状態を続け苦しんでいる方もいらっしゃると思います。

このような場合の対処法のひとつとして、今までのルーティンを見直すという事で改善の糸口が見つかる事もあります。課せられた成果へのアプローチ方法は実は様々であり、人によりストレスの感じ方は様々ですから、自身にとってストレスを感じにくい方法を選択または構築し、そういった方法で仕事の目標を達成し会社からの評価を得るという方法を模索するのも良いのではないでしょうか。

自律神経の乱れにより引き起こされる不眠や倦怠感など様々な不調

自律神経の乱れにより引き起こされる不眠や倦怠感など様々な不調

人の健康を維持していく為の調節を担っている機能のひとつに自律神経の働きがあります。

自律神経には人を活動的にさせる働きを持つ交感神経と身体を休息させ回復機能を担う副交感神経があります。

仕事で受ける精神的ストレスは交感神経を過剰に働かせ、人の身体を「戦闘モード」の様な状態にします。人が効率的な社会生活を営む上で、頭や体をフルに活動させる「戦闘モード」になる時間も必要なのですが、その状態が長期に亘ると身体を休息させ回復させる時間とのバランスが取れなくなり不眠や倦怠感などの不調を引き起こします。

仕事で感じる悩みなどは、得てして他のことをしている間も漠然と繰り返し考えていたりするものですが、その精神的に受ける圧力に抵抗する為、交感神経の働きが活発になることで頭や体は常に戦闘モードの状態に置かれます。

そして戦闘モードの状態が仕事後や休日にまで及ぶことで一見、休息を取っているかのように見える時間にも身体の内側では頭や体が活発に活動している為、休息できておらず、それが寝つきの悪さや浅い眠りにつながり、やがて蓄積されることで倦怠感などの症状が悪化していきます。

繰り返し頭に浮かぶ悩みや過度な緊張や不安感

繰り返し頭に浮かぶ悩みや過度な緊張や不安感

問題解決の為に悩むことや一時的かつ適度な緊張感や自身を守る為の不安感は状況に適応する為に必要な過程であるとも言えます。しかし、慢性的にそのような状態が続く事は心身の健康を維持する意味で望ましいことではありません。

繰り返し悩むことを反すう思考といいますが、近年の研究ではこの反すう思考とうつ病との関係性が指摘されてきています。

また長期にわたる過度な緊張は胃腸機能の低下や肩こり・腰痛の原因にもなります。

快適かつ適応的に生きる為に悩みや緊張感や不安感とうまく付き合っていくには転職や配置転換など実際の環境を変えることも対処法のひとつといえますが、様々な事情により現在の環境で続けざるを得ない方もいらっしゃると思います。

全てのケースに当てはまるとは言えませんが、心理学的手法の中には、繰り返し悩む反すう思考や過度な緊張感を緩和する方法もあります。

マインドフルネスという手法は反すう思考を止める効果が期待できますし、また系統的脱感作法は何事にも過度に緊張してしまう癖のような状態を改善する効果が期待できます。

反すう思考や過度な緊張や不安感への対処方法

反すう思考や過度な緊張や不安感への対処方法

反すう思考のように繰り返し頭に浮かぶ悩みは通勤中や休日にも意図せずに湧き起こり、この状態が繰り返される程、抑うつ状態の様な精神的健康を損ねる負のスパイラルに陥ります。

意図せずに繰り返される悩みや心配は、そのことだけを意識しないよう努めても効果が得られないことや、かえって強く意識してしまうことさえあります。

このような場合は他の一点に集中することで、繰り返し自動再生される悩みに一旦ストップをかけることが可能になるのではないかと考えます。

マインドフルネスの方法の中には、呼吸の「吸っている」または「吐いている」状態に意識を集中させることで、悩みや不安など人が行っている評価を一旦ストップした状態へ誘導する方法があります。

また過度の緊張や不安に対しては系統的脱感作法という方法が有効である可能性があります。

この方法では、緊張や不安を感じる状況をレベル別にリスト化し、始めは比較的軽い状況を想像しながら、あえて意識的に身体の力を抜き深くゆっくりとした呼吸を行います。これを繰り返し行う事で緊張や不安を想像した際、自然とリラックスできる状態に訓練します。

仕事の悩みと精神的ストレス